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編集方針 - どのようなジャーナルを目指しているか
日本は基礎から応用にわたって材料分野の研究力が強く、特に開発技術力に優れていることを背景に、当該分野の研究成果を発表する論文誌は、日本国内で10数誌が発刊されています。日本のこの分野でのプレゼンスをさらに向上させるために、Science and Technology of Advanced Materials (以下STAM)は、材料科学全般に関する学術、技術の研究成果を発表する原著論文誌として、日本材料工学連合を母体として2000年に創刊されました。2004年にSTAM編集の母体を現在の国立研究開発法人物質・材料研究機構に移し、同機構は世界に希な物質材料専門の研究機関として、2005年からSTAMの編集から経営までを全面的にサポート。2014年からはEmpa(スイス連邦材料試験研究所)と国際共同刊行を行っています。また、2008年にオープンアクセス誌に転換し、日本の材料研究の発信基盤の強化に取り組んでいます。
編集体制-どのような審査体制をとっているか
材料科学を研究分野とする専門家によるSTAM編集委員会を構成し、分野ごとに分担しています。投稿論文の審査は、担当編集委員が適任と判断する専門家の意見を参考に、当該編集委員が採否の判断を行い、編集委員長が最終承認を行います。必要に応じて、編集室を介して論文著者に原稿改訂を求める場合があります。掲載確定後は直ちに製作に入り、初校版/Web版/紙版の各媒体で順次に公開されます。二次情報データベースにも自動的に登録され、インターネット検索可能となります。
査読候補者の推薦制度を設けており、著者は投稿論文の内容判断に適している専門家を5名まで候補者として推薦することができます。編集委員会はこれを参考としますが、限定はされません。
編集手順
1. 論文審査
2. [著者] 論文投稿
- 著者は投稿規程に基づき論文をウェブで投稿をします。
- 著者は投稿時に査読者を5名まで推薦することができます。
3. [編集室] 担当編集委員選定と審査の担当
- 編集室は投稿論文に応じて担当可能な編集委員を選定し、論文担当を依頼します。
- 編集室は編集委員からの諾否の回答が無い場合、依頼後3日目、7日目に担当諾否の回答を催促します。これを超えて諾否の回答がない場合は、他編集委員に依頼を変更します。
4. [編集委員と査読者] 査読者選定と査読
- 担当編集委員は担当論文の内容に応じて採否の判断を独自に行うことも可能ですが、第3者の意見を求めるために原則2名の査読結果を参考に採否の決定をします。査読依頼は、Webシステムを利用して査読者に連絡してください。査読開始に関する編集室への許可は不要です。
- 編集室は査読依頼後、査読者からの諾否の回答が無い場合、4日目、8日目に査読諾否の回答を催促します。これを超えて諾否の回答がない場合は、担当編集委員に他査読候補者の選定を依頼し、査読者を変更します。複数査読者が立っている状況では、1名でも査読結果が出た段階で、担当編集委員は次判断をすることも可能です。
- 担当編集委員は原則2名、必要に応じて3名の複数査読者に査読依頼が出来ます。
- 査読期間は二週間とします(但しFocus Issue Reviewは三週間)。所定の期間を過ぎた場合、編集室から催促をしますが、遅延状況に応じて担当編集委員に査読者の交代措置を取るよう要請します。
- 査読者は予めメールでご案内する指定URLにログインしていただき、所定のウェブフォームに所見を記入します。査読者によるウェブフォーム記入が完了すると、連動して担当編集委員へ査読終了の連絡メールが発信されます。
- 担当編集委員は、予めご連絡するURLにログインしていただき、査読結果を確認、または、著者修正が終了してから7日以内に下記に基づく次処理をウェブで行います。
- 採否を決定する(Accept/Revise/Reject/Transfer/Withdraw/Cancel)
- 再査読を依頼する
- 別査読者を立てる
- 著者修正不十分で再修正を要請する
- 担当編集委員による採否判定を受けて,編集委員長がSTAM編集委員会を代表して最終決定を行います。
5. [著者] 論文修正と修正期間
- 原則として、著者の論文修正期間は、査読結果連絡日から修正のタイプにより下記の通り異なります。
- Minor Revision/7日
- Moderate Revision/14日
- Major Revision/28日
- 著者は修正に際し、修正原稿と修正内容を列記した修正リストをウェブ投稿します。
編集室連絡先:stam_office(AT)nims. go. jp